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2013年5月14日火曜日

【4.24仙台高裁判決】斎藤貴男さんからのメッセージ

あなたのアクションが間違った判決をただします->今すぐ、判決直後アクションに参加を!

昨年12月、出版関係者が選ぶ第3回「いける本大賞」で受賞した『「東京電力」研究 排除の系譜』の作者斎藤貴男さんが、本日、5.18デモの呼びかけ人となり、4.24仙台高裁判決に対して、以下のメッセージを寄せていただきました。

ここから、改めて、原子力ムラを先頭とした株式会社オールジャパンがひそかに裁判所に熱いエールを送ってきたこと、これに対し、それを上回るような私たち市民のエールが必要であって、そのためには市民のつながりがもっともっと必要だということを痛感します。

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この判決は最近の安倍政権が熱心な原発輸出のトップセールスとの関係で読む必要もあるかと思います。彼らは民主党政権以来の「パッケージ型インフラ海外展開」――海外各地の都市計画から道路、鉄道、港湾、住宅建設のコンサルティングから実際の施工、運用までを丸ごと手掛けるビッグ・ビジネス――という官民一体の外貨獲得作戦に資源の確保や在外邦人保護の観点を絡ませて「経協インフラ戦略」と名称も改め、帝国主義的な国策として推進しており、その中核に原発を位置付けているのです。
あれだけの事故を起こしておきながら、政財官界がなお国内原発の再稼働に執着しているのはそのためです。日本列島は現在、挙げて原発のショールームにされているのであり、この国で暮らしている人間はそれだけで、いつの間にか株式会社オールジャパンの命知らずのカミカゼ・セールスパーソンに仕立て上げられている。
 だからこそ、彼らは世界に向けて事態を矮小化させたい。もっと言えば、何もなかったことにしておきたい。
子どもたちの命や健康をとことん軽んじる悪魔のような商魂の片棒を、司法もまた担いでいるということなのでしょう。
仮にも人間の皮をかぶった生き物が、こうまで下劣になってよいものか。断じて許してはなりません。

                       斎藤貴男(ジャーナリスト


2012年7月4日 斎藤貴男さん「東京電力による排除の歴史」

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