2006年3月24日、日本で唯一、稼動中の原発を止めさせる判決(志賀原発差止判決->当時の新聞記事)を書いた井戸謙一元裁判長(現在、弁護士)が、滋賀から駆けつけ、次のようなスピーチをしました。
◎井戸健一弁護士のスピーチ
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(抜粋)
‥‥彼らは言います、たしかに原発4基がシビア・アクシデントを起こし、近隣の住民にはご迷惑をかけましたと。その上で「誰かが放射能で死んでいますか?」と彼らは言って来ます。「くよくよ悩んでいるから、それがストレスになるのです」「笑っている人に放射能は来ません」
そして起こっている事態を客観的に見ようとする人には「神経質すぎる」、避難した人には「ふるさとを捨てた」という言葉を投げかけるのです。
67年前、焼け野原の中から、私たちは〈人にやさしい国〉を作ろうとして来たはずです。ところが、いまの被ばくによる子どもたちの健康被害に対して、国や県はいっこうに動こうとしません。これほど、人に冷たい国がほかにあるでしょうか。
この裁判は、私たちがどういう社会を作って来たのか、そのことが問われる裁判でもあります。どうか、みなさん、あしたから、それぞれの場所で声をあげてください。この裁判は、決して負けることのできない戦いです。 ‥‥
67年前人に優しい国づくりを目指した人々は今何をやっているのだろう。ゲートボールもいいけど、その時間をフクシマのために!!それが責任ってものではないだろうか。知らん振りすることを覚え、結果いまのこの国がある。戦後世代に猛省を求めたい。そしてわれわれ世代は行動を起こす。継続する。それしかないとおもう。
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