4月24日、仙台高裁が下した、子どもたちの「放射線被曝による健康リスクのない教育を」という切なる願いを却下する裁定に関して、文字通り世界各地から「判決直後アクション〜ご意見募集」サイトにメッセージが続々と届いています。
世界的に著名な言語学者、平和活動家、ノーム・チョムスキーさんからも早速メッセージを寄せていただきましたので、ここに謹んで日本語訳のうえ、紹介させていただきます。
(井上利男)
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裁判官たちが健康リスクを認めるにもかかわらず、福島現地から子どもたちを避難させるための施策を阻んだと知って、深刻な困惑を覚えます。社会が道徳的に健全であるかどうかをはかる基準として、社会の最も弱い立場の人たち、この場合、社会の最も大切な宝である子どもたちを、どのように取り扱うかという基準に勝るものはありません。わたしは、この冷酷な決定が破棄されることを望みますし、そうなると信じています。
ノーム・チョムスキー
It is deeply disturbing to learn that the courts have blocked
efforts to evacuate children from the Fukushima site, though acknowledging the
health risks. Nothing tells us more
about the moral level of a society than how it treats the most vulnerable, in
this case its most precious possession, its children. I hope and trust that this grim decision will
be reversed.
Noam Chomsky
【リンク】
2012年1月4日
2013年4月26日
【ウィキペディア】 ノーム・チョムスキー
作者 Duncan Rawlinson
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